客単価上昇が続き売上は前年を上回るが、一段と進む原材料高に懸念の声も
4月は、前月のような気温の寒暖差もなく比較的安定した天候のもと、春休みやお花見、大型連休などで人出が増え、また単月の訪日外客数が過去最高を更新し、インバウンド需要が引き続き好調、加えてメニュー価格の改定による客単価上昇が続いており、外食全体の売上は前年比106.0%となった。
一方で、4月から値上げされる原材料品目も多く、外食企業の今後の経営の圧迫が懸念される。ファーストフード業態(FF)は、全体売上104.4%。「洋風」は、各種値引きキャンペーンや期間限定商品、お得なランチメニューなどが好調で、売上104.5%。「和風」は、前月の異物混入報道の影響で客数が大きく減少したが、客単価のカバーで売上100.5%。「麺類」は、春休みの家族需要とサイドメニューの好評で、売上110.3%。「持ち帰り米飯/回転寿司」は、回転寿司の値上げで客数が伸び悩むも、客単価上昇により、売上104.9%。「その他」は、デリバリーが回復傾向で売上104.1%。
ファミリーレストラン業態(FR)は全体売上108.4%。FRは、引き続き低価格業態の好調など、コスパ重視の消費が続く一方で、大型連休期間は高価格メニューも堅調と、消費の二極化傾向が強まっている。「洋風」は、複数のメニュー品目から商品を選択できるセットメニューが好調で、売上107.5%。「和風」は、食べ放題業態の好調で売上110.8%。「中華」は、引き続きお得意様対象の割引キャンペーンなどで売上114.3%。「焼き肉」は、春休みを中心に客足の戻りが見られ、売上102.5%。
飲酒業態は、寒暖差の大きかった前月と比べて気候が安定したことで客足が戻りはじめ、売上は103.7%と前年を上回った。
ディナーレストラン業態は花見シーズンと単月過去最高のインバウンド需要で、売上107.7%。
喫茶業態は観光地など一部の立地では客数が伸びたが、全体の客数はおおむね振るわず、売上111.2%。
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