マリーナベイ・サンズが4月1日から日本国内のビジネス・レジャー市場開拓に向けたプロモーション“Never Settle”キャンペーンを実施した。世界的スターであるデビット・ベッカム氏を起用し、ショッピング、飲食、レジャー、そしてエンターテインメントなどの魅力を発信していく。
シンガポールで最も消費する日本人ゲスト
日本政府が後押しするカジノを含む統合型リゾートIR。その手本としているのが、シンガポールにあるマリーナベイ・サンズ(以下、MBS)である。シンガポール政府観光局によると、2015年にシンガポールを訪れた日本人は78万9000人。日本人は最もシンガポール国内での消費が盛んで、前年の2014年に比べて消費額は6%増加しているという。
4月7日には、MBSの社長兼CEOのジョージ・タナシェヴィッチ氏と観光に関するメディアが集まり、都内ホテルでメディアセッションを開いた。
「日本市場は外せない」
メディアセッションで、ジョージ・タナシェヴィッチ氏は「過去5年間、当リゾートに海外から訪れるお客さまの中で、最も多いのが日本人です。日本の皆さまが求める、ユニークなレジャーやエンターテインメントサービスを提供している証であると、自負しております。高まる需要に応えるべく、日本からのお客さまにも満足いただけるような新しいプログラムやエンターテインメントの開発、日本のお客さま向けの顧客サービスなど、多角的なサービス向上に努めています」。
MBSに滞在する海外ゲストにおける日本人の割合は、年間で17~22%。こうした背景もあり、歌舞伎役者の市川海老蔵氏や俳優の滝沢秀明氏のアジア初公演なども行なってきたという。今後も日本人旅行者向けの体験を強化していく考え。
また、メディアセッションでは明言を避けたが、日本型IRへの参画に関して強い関心があることを述べた。
マリーナベイ・サンズ
https://jp.marinabaysands.com/