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第172回 鈴木 忠美  次世代リーダーたちに贈るメンタルケア術  これからの人材育成 

第 172 回「ギャップを埋める」

【月刊HOTERES 2019年08月号】
2019年08月23日(金)
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鈴木 忠美
〈すずき・ただみ〉

1969 年盛岡グランドホテル入社。レストラン課長、料飲企画部長、副総支配人を経て96 年総支配人就任(98 年同取締役)。在職中には専門学校 盛岡カレッジオブビジネスで講師を務める。2003年東北ホテル宴会場支配人協議会(東北B.M.C.)会長就任(5 期10 年)。05年ホテルシティプラザ北上入社。同取締役サービス部支配人、現在は山形県東村山市クアハウス碁点にて勤務しながら、料飲業務従事者の資質向上を目指し、教育研修会の企画・運営を行なう。

 
リーダーは名前記憶術の達人であれ

前号に続き不死鳥のごとく甦った盛岡グランドH の再建請負人K 氏の続編45 回目である。K 氏のすごいところは名前を覚える達人だったことである。知っているお客さまが来ると決まって名前を呼んで出迎えるので、ますますファンが増えていったのである。かといって多忙の日々を送っているK 氏とて稀に一瞬思い出せないこともあるらしい。そんなとき、よくやっていたことは近くの社員を呼んで名刺交換をさせる方法である。なぜならば、スタッフが名刺を差し出すと、相手も決まって名刺をくれるのでその瞬間にインプットできる。そのとき、「そうだ鈴木さんだった」と思いだせても、テクニックとしてその場ですぐ名前を呼ばない。なぜならば本当は私のことを忘れていて、今社員が受け取った名刺を見て思い出したとバレては、嬉しさを半減させてしまう恐れがあるからである。そのためK 氏はきまってお客さまがお帰りになるときに、「それでは〇〇さんまた来てくださいね」という。そうするとお客さまはやっぱりK さんは私のことを覚えてくれていたと気を良くするのである。リーダーの皆さん、このテクニックは意外と使えますよ。
 

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