ログイン
検索
  • TOP  > 
  • 記事一覧  > 
  • 「ハイアット セントリック 銀座 東京」が提案する、アフタヌーンティーという名のエンターテインメント
毛利愼の外食エンターテインメントVol.100

「ハイアット セントリック 銀座 東京」が提案する、アフタヌーンティーという名のエンターテインメント

2024年06月25日(火)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「すみだ水族館コラボアフタヌーンティー」メニュー。今回のメニュー開発では、「すみだ水族館」で展示される生き物たちの特徴を表現するだけでなく、小笠原諸島で行なっているアオウミガメの保全活動や江戸時代から続く東京の金魚文化の伝承など、同館が開業から続けている取り組みも意識したクリエイティブを心がけた
「すみだ水族館コラボアフタヌーンティー」メニュー。今回のメニュー開発では、「すみだ水族館」で展示される生き物たちの特徴を表現するだけでなく、小笠原諸島で行なっているアオウミガメの保全活動や江戸時代から続く東京の金魚文化の伝承など、同館が開業から続けている取り組みも意識したクリエイティブを心がけた

毎回テーマの面白さが話題の「ハイアット セントリック 銀座 東京」のアフタヌーンティー。2024年7月から9月にかけては初の試みとして、「すみだ水族館」とのコラボレーションアフタヌーンティーを提供する。同取組みではデイタイムにおける提供に加え、同館の“ブルーナイトアクアリウム”になぞらえ、限定カクテルや同館のショップでも人気の“ちょこんとマゼランペンギンシュガー”がソフトドリンクと一緒に提供される“ナイトアフタヌーンティー”も平日限定で展開する。
 
今回、メニューを考案する際にペストリーシェフの大澤氏は「すみだ水族館」で暮らす約260種7000点の中からチンアナゴやクラゲなど、同館のシグネチャーともいえる8つのいきものをモチーフとして選びスイーツに作り上げた。中でも同館のテーマカラーであり、“小笠原諸島の海”の世界観を伝える上で大切な要素である青色については“自然由来の色素で表現したい”と考え、スピルリナ由来のものを使用した。セイボリーに添えられたサブレにも小笠原産の塩を用いられており、デザインだけでなく素材や味わいにも同館の取り組みへのリスペクトを感じるラインナップになっている。
 

「ハイアット セントリック 銀座 東京」のアフタヌーンティーをクリエイトしている、ペストリーシェフの大澤隆一氏(写真左)とNAMIKI667スーシェフの有働孝司氏(写真右)。彼らの発想力、表現力が素晴らしいのはもちろんだが、それぞれの人柄が持つやさしさも、同社のアフタヌーンティー開発が魅力的なものとなる上で大きなエスプリになっている
「ハイアット セントリック 銀座 東京」のアフタヌーンティーをクリエイトしている、ペストリーシェフの大澤隆一氏(写真左)とNAMIKI667スーシェフの有働孝司氏(写真右)。彼らの発想力、表現力が素晴らしいのはもちろんだが、それぞれの人柄が持つやさしさも、同社のアフタヌーンティー開発が魅力的なものとなる上で大きなエスプリになっている

今回のコラボが実現した背景には互いの世界観や取り組みに対する姿勢に共鳴したことや、それぞれに都内で人気の観光スポットであるという点に加え、おのおのが持つ市場への相互訴求が適う点も魅力だったという。そこで今回は7月1日~15日の期間、「ハイアット セントリック 銀座 東京」のXとLINEを活用し、「すみだ水族館」の年間パスポートや人気グッズ、NAMIKI667のアフタヌーンティー券が当たるSNSキャンペーンも同時展開する。
 
昨今、「ヌン活」という言葉が生まれるほどアフタヌーンティーがブームとなり、さまざまなホテルやレストラン、観光地で展開されている。しかし、アフタヌーンティーを看板商品としてだけではなく、プロモーションツールとしても活用し得るコンテンツにまで成長させた事例は他に類を見ない。その理由として、同施設のテーマ選定のセンスやコラボレーションの取り組みが挙げられるのはもちろんだが、最も成長の強みとなったのは圧倒的なエンターテインメント性を伴ったメニュー開発と、そこに付随して企画されたプランがあったからだろう。これは、同施設が新たな挑戦に“大らかな”文化のある東京の銀座という地で展開される“ライフスタイルホテル”であると同時に、アフタヌーンティーという伝統的なコンテンツを現代風にアレンジし、他にはない独自の魅力を自由に創生し得る“大らかな”土壌が社内にあることにも起因しているのではないかと推察する。
 
今後の展望として大澤氏は、季節性やコラボはもちろんのこと、“銀座ならでは、東京ならでは”のテーマやデザインを反映したアフタヌーンティーの企画を作っていきたいと語る。また有働氏は、ゲストの方に楽しんでいただけるだけでなく、スタッフも作るのが楽しくなるような料理をこれからも創作していきたいと語った。いずれにせよ、既に10月以降のアフタヌーンティーがどのような形で提案されるのかが楽しみになっている。
 
ハイアット セントリック 銀座 東京
https://www.hyatt.com/hyatt-centric/ja-JP/tyoct-hyatt-centric-ginza-tokyo
 
「すみだ水族館」
https://www.sumida-aquarium.com/index.html

「すみだ水族館」の名物土産として人気がある“クラゲクッション”をモチーフにした“クラゲのゼリームース”。桃のムース・果肉・ゼリーと贅沢に使い、白きくらげを入れることでコリコリとしたクラゲらしい食感を加えた
「すみだ水族館」の名物土産として人気がある“クラゲクッション”をモチーフにした“クラゲのゼリームース”。桃のムース・果肉・ゼリーと贅沢に使い、白きくらげを入れることでコリコリとしたクラゲらしい食感を加えた
“ウミガメタルト”。小笠原諸島に生息し、「すみだ水族館」が保全活動に力を入れている絶滅危惧種のアオウミガメを、小笠原産のパッションフルーツを使ったタルトに小笠原産の塩をアクセントにしたメレンゲで作った手足を配し、モナカに甲羅を可食プリントしたものをのせ、赤ちゃんガメのイメージで表現した
“ウミガメタルト”。小笠原諸島に生息し、「すみだ水族館」が保全活動に力を入れている絶滅危惧種のアオウミガメを、小笠原産のパッションフルーツを使ったタルトに小笠原産の塩をアクセントにしたメレンゲで作った手足を配し、モナカに甲羅を可食プリントしたものをのせ、赤ちゃんガメのイメージで表現した
「すみだ水族館」の人気者、ニシキアナゴとチンアナゴ、ホワイトスポッテッドガーデンイールは“ニシキアナゴとホワイトスポッテッドガーデンイールシュー”と“チンアナゴのショートケーキ”に仕立てた。それぞれの顔や特徴は、チョコレートプレートにパティシエたちがひとつ、ひとつ、手書きで描いている
「すみだ水族館」の人気者、ニシキアナゴとチンアナゴ、ホワイトスポッテッドガーデンイールは“ニシキアナゴとホワイトスポッテッドガーデンイールシュー”と“チンアナゴのショートケーキ”に仕立てた。それぞれの顔や特徴は、チョコレートプレートにパティシエたちがひとつ、ひとつ、手書きで描いている
セイボリーはキヌアとチアシード、海藻をメインに仕上げたサラダで小笠原の雄大な自然を表現。サラダ中央に配された出汁が効いたジュレに“泳ぐ”サメサブレは、小笠原産の塩が使われている。ちなみに、有働氏の“多様な食のニーズに対応したい”との思いから、サブレは普通のバターの他、ヴィーガン用のバターが用いられたものも用意している
セイボリーはキヌアとチアシード、海藻をメインに仕上げたサラダで小笠原の雄大な自然を表現。サラダ中央に配された出汁が効いたジュレに“泳ぐ”サメサブレは、小笠原産の塩が使われている。ちなみに、有働氏の“多様な食のニーズに対応したい”との思いから、サブレは普通のバターの他、ヴィーガン用のバターが用いられたものも用意している
アフタヌーンティー限定カクテル(※モクテルもあり)の“Jelly Fish Squash”。バーテンダーの藤倉大地氏は同ドリンクを水盤型水槽“ビッグシャーレ”に漂う約500匹のミズクラゲから着想したといい、その世界観を表現すべく“光る”氷を使用。また自然界ではミズクラゲの模様の数に個体差があることから、グループのお客さまから注文がある際はデコレーション数を変えて出すことも考えているという
アフタヌーンティー限定カクテル(※モクテルもあり)の“Jelly Fish Squash”。バーテンダーの藤倉大地氏は同ドリンクを水盤型水槽“ビッグシャーレ”に漂う約500匹のミズクラゲから着想したといい、その世界観を表現すべく“光る”氷を使用。また自然界ではミズクラゲの模様の数に個体差があることから、グループのお客さまから注文がある際はデコレーション数を変えて出すことも考えているという
コラボ仕様で作られたメニューブックも秀逸だ。各スイーツのモデルになった生き物たちが、「すみだ水族館」のどのエリアにいるかを実際の写真と共に解るデザインになっており、おもわず同館へと足を運びたくなる誘惑にかられる。ちなみに、プランには「すみだ水族館」の入場チケット付きのメニューもあり、銀座から海の世界へとホッピングするのもおススメだ
コラボ仕様で作られたメニューブックも秀逸だ。各スイーツのモデルになった生き物たちが、「すみだ水族館」のどのエリアにいるかを実際の写真と共に解るデザインになっており、おもわず同館へと足を運びたくなる誘惑にかられる。ちなみに、プランには「すみだ水族館」の入場チケット付きのメニューもあり、銀座から海の世界へとホッピングするのもおススメだ
2023年に開催した“FRANCK MULLER Color Dreams Afternoon Tea”では、ゴールドのビザン数字がデザインされたプレートに、“カラードリーム コレクション”をイメージしたセットを提供。その際は、ビザン数字がデザインされたコラボレーションルームでアフタヌーンティーを楽しめるステイパッケージ、“FRANCK MULLER Experience ~時と空間~”も販売した
2023年に開催した“FRANCK MULLER Color Dreams Afternoon Tea”では、ゴールドのビザン数字がデザインされたプレートに、“カラードリーム コレクション”をイメージしたセットを提供。その際は、ビザン数字がデザインされたコラボレーションルームでアフタヌーンティーを楽しめるステイパッケージ、“FRANCK MULLER Experience ~時と空間~”も販売した
2024年4月25日~ 6月30日の期間中の“NAMIKI アニマル アフタヌーンティー”では会期後半、「アニマルがテーマなので、アフタヌーンティーを“ナイトサファリ”にしてみるのも面白いのではないか?」との発想から同店で初めてのナイトアフタヌーンティーをオンメニューした。日中いらっしゃれないお客さまから喜ばれるなど、ちょっとした遊び心が新たなサービスを生み出したと好事例といえる
2024年4月25日~ 6月30日の期間中の“NAMIKI アニマル アフタヌーンティー”では会期後半、「アニマルがテーマなので、アフタヌーンティーを“ナイトサファリ”にしてみるのも面白いのではないか?」との発想から同店で初めてのナイトアフタヌーンティーをオンメニューした。日中いらっしゃれないお客さまから喜ばれるなど、ちょっとした遊び心が新たなサービスを生み出したと好事例といえる

担当:毛利愼 ✉mohri@ohtapub.co.jp

月刊HOTERES[ホテレス]最新号
2024年07月15日号
2024年07月15日号
本体6,600円(税込)
【特集】本誌独自調査 ホテリエの賃金実態調査 2024
【TOP RUNNER】
(株)ミリアルリゾートホテルズ 代表取締役副社長 東京ディ…

■業界人必読ニュース

■アクセスランキング

  • 昨日
  • 1週間
  • 1ヶ月
CLOSE