アララトパークハイアット「Ararat Park Hyatt Moscow」は、2002 年にハイアットホテルズが満を持してロシアに進出した最初のパークハイアットブランドである
アララトパークハイアットの正面エントランス。太い円柱が並び、鉄骨とガラスを組み合わせたキャノピーを用いた現代的外観が特徴である
パークハイアットのPRセクション担当スタッフから歓迎を受ける
パークハイアットGM、Stephen Ansell氏と記念の1枚
木目が美しい重厚なデザインのレセプションとコンシェルジュデスク
アララトパークハイアット「Ararat Park Hyatt Moscow」は、2002 年にハイアットホテルズが満を持してロシアに進出した最初のパークハイアットブランドである。ホテルはクレムリン、ボリショイ劇場、国会議事堂など、モスクワの街全体を一望にできるクラシカルモダンな外観を持ち、機能的かつアーバンコンテンポラリーなインテリアで、パークブランドらしい優雅で高級感あれる客室空間である。2012 年にホテルは全面リノベーションされ、アンダーズ東京など多くのハイアット物件を手掛けた建築家のトニー・チー氏による斬新なデザイン構成になっている。
ホテル名の“ アララト”という聞きなれない名称は、60年代にこの地にあったモスクワ屈指の有名店であるアルメニア料理店に由来し、現在もロビー階には「Cafe Ararat」の名称で伝統的食文化を継承している。そのアララトとは、「旧約聖書」に登場するノアの箱舟が大洪水のあと流れ着いた場所として、その名を世界に流布させた「アララト山」に基づく。古くから多くのアルメニア人が生活を営んできた地域としても知られており、アルメニア民族のシンボルともなっている。独立後に制定したアルメニアの国章についても、図面の中央にアララト山と箱舟を表している。
伝統的アルメニア料理レストラン「Cafe Ararat」は、古代アルメニアをモチーフにした大理石の柱や彫刻のインテリアが象徴的だ
エントランスホールは高い吹き抜けになり、シースルーのエレベーターが行きかう近未来的空間だ
デュプレックス・タイプのリビングルーム。左手の階段を上がるとベッドルームである
部屋は最近改修されたデュプレックス・タイプのスイート「Penthouse Suite」のベッドルーム。ゴージャスなバスルームとモスクワ中心部の広大な眺めが特徴だ
総大理石の独立した円形バスタブが印象的なバスルーム