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東急不動産(株) 新ブランド「RESERVE」が全国のホテル・旅館と東急ハーヴェストクラブを Win-Winで結び付ける

新ブランド「RESERVE」が全国のホテル・旅館と東急ハーヴェストクラブを Win-Winで結び付ける

【月刊HOTERES 2024年02月号】
2024年02月26日(月)
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東急ステイ飛騨高山 結の湯
東急ステイ飛騨高山 結の湯

THE HOTEL HIGASHIYAMA by Kyoto Tokyu Hotel
THE HOTEL HIGASHIYAMA by Kyoto Tokyu Hotel
nol hakone myojindai
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東急不動産がリゾート事業として開発から販売、管理までを行なう「東急ハーヴェストクラブ」は、別荘のようにゆったり心から寛ぐ時間のなかで、さまざまな思い出や記憶をクラブで積み重ねていただけるように、という新たなリゾートスタイルを提案する会員制リゾートホテル。1988年に長野・蓼科で誕生してから、約2万 6000人の会員に愛されてきた。今回、ホテル事業者から既存客室の一部を東急不動産が賃借する形で会員に提供するスキームを「RESERVE(リザーブ)」ブランドとして新たに整理した。既存ホテルとのWin-Winの関係を築く東急ハーヴェストクラブRESERVEの可能性をお伝えする。
 

東急ハーヴェストクラブ会員の送客を東急不動産が行ない フィーの大半はホテル売上げに上乗せ


 東急不動産が展開している東急ハーヴェストクラブ(以下 HVC)は、HVCのいずれかのホーム会員権を購入しクラブに入会することで、全国の HVC施設を会員同士の少数オーナー制によって相互利用できるシステムだ。

 さらに HVCでは、新たなブランドとして「RESERVE(リザーブ)」の展開を本格的に開始した。既存の客室をホテル事業者から東急不動産が賃借し、HVCのシステム同様、1部屋あたり 12口の会員権(当該ブランドは預託制)として東急不動産がホームグラウンド会員を募集・販売し、その客室をホテル事業者に運営委託。ホテル事業者は賃料に加え、運営委託料及び送客フィーを資産は保有したまま受け取ることができる。

 東急不動産は賃借客室の稼働状況にかかわらず、ホテル事業者に対して固定賃料を支払う。さらに賃借した客室に対してホームグラウンド会員にとどまらず、2万6000口のHVC既存会員の相互利用を含めた送客を東急不動産が行ない、送客した会員の現地売上げのうち、その大半が委託料及び料飲収入としてホテル事業者に、一部が東急不動産に入る形となる。
 
 ホテルの既存の稼働とはチャネルが異なる HVC会員の送客によって、未稼働の客室を稼働させることで、ホテル事業者は既存の売上げに新たな売上げを単純に上乗せできるメリットをもたらす。HVC会員にとっては、HVC施設以外のホテルに宿泊できるという新しい選択肢が生まれるメリットがある。

 ホテル事業者にとって RESERVEスキームにおける大きなメリットとしては、客室の賃貸にあたって事前に敷金が東急不動産から預けられ、その資金を改修などの先行投資に充てられる点が挙げられる。10~20年後の東急不動産との賃貸借契約終了時には、利率ゼロで預けられた資金によって改修した客室がホテル事業者の資産として手元に残ることになる。


 

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