一日3羽しか出荷されない200日飼育の極上名古屋コーチンを用いた親子丼。日本に一軒しかない養鶏場が育てた極上名古屋コーチンを食べられるのは一鳳グループの中でも銀座店のみだ
名古屋を拠点に、純系名古屋コーチン料理と旬の食材を使った料理を提供する㈱アイアールハーツが、「名古屋コーチン一鳳」ブランドとして、初の東京出店となる店舗を「銀座三越」にオープンした。
同社は1953年の創業以来、名古屋コーチン専門店「一鳳」ブランドをはじめとする店舗展開を通じて、日本三大地鶏のひとつである名古屋コーチンの魅力を発信し続けてきた。鶏は130日飼育された雄のみを使用し、朝挽きで提供することにも強いこだわりを持っている。
そんな同社が今回、銀座への出店に関しては‟雌“の名古屋コーチンを用いることにした。その理由について伺うと
「銀座という地への出店に際し、これまで使用してきた名古屋コーチンに加え、“極上名古屋コーチン”の美味しさもご紹介したいと考えました。当社ではこれまで雄にこだわって仕入れを行ってまいりましたが、今回初めて雌の肉を使用しております。その理由は、雄が130日以上の長期飼育に適さないのに対し、雌は200日もの飼育にも適う組成を持っているためです。これだけの長期飼育を経た肉には、コーチンならではの脂の旨みに加え、しなやかな弾力と圧倒的な甘みが備わり、特別な味わいが生まれます。これまでも、いつか使用したいと考えておりましたが、一日3羽しか出荷が叶わない希少な食材であるため、ご提供のタイミングについて慎重に検討を重ねてまいり、銀座店出店をその機会としました」
と回答が返ってきた。
基本的にはランチメニューとして提供する“極上名古屋コーチンの親子丼”であるが、食材があればディナータイムでも提供するという。その他、極上名古屋コーチンのメニューとしては名古屋の郷土料理である“ひきずり鍋”や八丁味噌を使った“味噌鍋”といった名古屋の味を堪能できる料理もあり、何度でも通いたくなる美味しさが待っている。
銀座店エントランス。同店では日本人のお客さまはもちろん、インバウンド市場での認知拡大も視野に入れている。ちなみに、名古屋でも数軒しかない数寄屋造りの名古屋本店もぜひ訪れてみてもらいたい。銀座店では味わえない水炊きメニューなども提供されている。筆者も食したことがあるが、同店の水炊きはわざわざ足を運ぶ価値のある一品だ
同社では、銀座出店を機に、名古屋コーチンの美味しさを世界へも発信していきたいと考えているという。日本で、ここでしか出会うことのできない唯一無二の味わいを、ぜひ世界のひとびとに堪能してもらいたい。
「名古屋コーチン一鳳 銀座」
https://ginza.ichiou.com/






担当:毛利愼 ✉mohri@ohtapub.co.jp