「reDine 新宿」内観。テナントはオープン募集し、入居後は希望に応じて、同ビル3階に本社が入居している㈱favyによる店舗展開や集客支援を受けることもできる
フードホール運営に定評のあるfavyが、旗艦施設として「reDine 新宿」をオープンさせた。
モバイルオーダーやサブスクリプション導入、複数店舗の集客支援といった飲食DXを強みに、「re:Dine 日本橋室町」や「re:Dine 大阪」などで実績を重ねてきた同社。食の新たな可能性を提示してきたfavyが、今回新たな舞台として選んだのが新宿の「アドホック新宿ビル」である。
本プロジェクトは、‟フードホール+〇〇“という、フードホールに別業態を組み合わせた複合型モデルをエリア特性に応じて展開していくものである。その第一弾として、シェアオフィスと融合する形で始動した。5階に11の専門飲食店が一堂に会するシェア型フードホール「reDine 新宿」は、一般のお客さま向けの飲食店として展開されると同時に、4階のシェアオフィス「コワーキングスペース by favy」のメンバーが社食やビジネス会食、就業後の交流などに利用できる仕様となっている。なお、5階で購入した料理や飲み物を4階のオフィスに持ち込むことも可能だ。これらの店舗は、24時間営業(※店舗による)、全席モバイルオーダー対応、複数店舗の料理を自由に組み合わせて楽しめる設計となっており、多様化するゲストのライフスタイルに適応したシステムを実現している。さらに同エリア内には、DJブースを備えた立ち飲みエリア「ネオヨコチョウ 新宿」も併設されており、クラフトビールやワインの24時間利用可能なサブスクリプションサービスも展開されている。
今回、同社が“シェアオフィスとシェア型フードホール”という2つのシェア型モデルを統合したビジネスモデルの実証店を開発した背景には、不動産価値を高める物件開発への挑戦があるという。今後も“+〇〇”の取り組みは、エリアや施設特性に応じて、さまざまな業態を組み合わせる形で展開していく予定だ。
これまでも‟飲食×ITの領域“で時代にイノベーションを起こしてきた同社が、新たな挑戦の場として選んだのが「reDine 新宿」だ。今後の展開に注目していきたい。
「reDine 新宿」
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担当:毛利愼 ✉mohri@ohtapub.co.jp